良くも悪くもサタンのラベルデザインが印象的

ラベルデザインの悪魔がインパクト与えてくれてます。
ただ、こういうデザインは良し悪しで、ラベルの一発ギャグと取られて、味の評価がおざなりにされちゃいがちなんですよね。
ベルギーのビールメーカーは、さすがビール先進国であっていろんなバラエティあふれるラベルがありますけど、ちょっとこのラベルは狙いすぎというか若者狙い(?)なのかもったいない気がします。
ベルギー産のクラフトビールでソコソコの値段、アルコール度数も8%なので、このベクトルのラベルデザインだけで買う日本人は少ないような気がするんだけどなー。
実際、サタンゴールドを製造しているブルワリー ド ブロックは100年以上前からあるベルギーのブルワリーで、大手のビールメーカーと違って家族経営でしっかり丁寧に作られているのに、あんまりそういう感じが見て取れないのがもったいないですね。
ベルギーではこの手のラベルが人気なのだろうか?
ところがサタンゴールドがブルワリー ド ブロックの一番人気銘柄のようなので、ラベルの功績も大きいのかもしれませんが…。
複雑な味わいの伝統派ベルギービール

グラスに注いで見ると、おー、印象的な濃いブラウンですね。
香りはそんなに強くないかなと思います。でも果実のような香りがするかな。
少し口に含みます。
甘い。オレンジピールとカラードモルトが入っているからかな、と思いましたが、その印象よりも、もっと水飴のような甘さがします。実はカラードモルトがなんなのかよくわかってないのですが、麦を焙煎したりして色付けしたものかなと推測します(違ってたら恥ずかしい)。そのモルトがこの甘さを生み出してるのかもと予想します。外れてるのかなー。
甘いといっても、そんな単純な味じゃないです。
アルコールが濃いからなのかしっかり重みがあり、苦味も感じるのでとても複雑です。
これはラベルに騙されちゃいけないですね。美味しいですよ。
オレンジピールが入っているとVEDETTみたいに柑橘系の主張が強く出そうに感じますが、確かにフルーティーさが出てくるけど、全然継続して飲み続けられる塩梅です。
牛肉や豚肉に合いそう。焼き鳥なら塩よりタレかな。
ある意味飲みやすいので女性にもオススメだけど、アルコール度数が高いので、ある意味レディーキラーなビールと言えます。
サタン・ゴールド Satan Gold

原産国 | ベルギー | ![]() |
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度数 | 8% | |
原料 | 小麦ホップオレンジピール | |
分類 | ストロングエール | |
内容量 | 330ml |