90年近い伝統を持つ修道士が作るビール

有名なトラピストビールであるオルヴァルを入手しました。
クラフトビールフリークではすでにシメイを紹介していますが、長い伝統のある製法で作られてきたクラフトビールは多くのファンがいます。
特に日本だと、ベルギー産のビールは普段使いで飲む機会が少ないので、ホームパーティー用やプレゼントでこのビールを紹介してあげれば、修道士たちがビールを作ってきた歴史も興味深い「つまみ」として魅力を引き立ててくれるでしょう。
しかしこのビールのボトル、とてもシンプルなのにとても主張してますよね。
男も年齢とともに顔に個性が出てくるといいますが、ビールのボトルも同じことが言えるのかもしれません。「俺は中身(ビール)で勝負しとんじゃ!」ってセリフが聞こえてきそうです。ベルギー人が「しとんじゃ!」って使うのか知らないですけど。
このビールは1931年から作られているそうですけど、当時はビンではなく樽のみで販売してたそうですが、業者以外で個人でも購入してたんですかね。
苦味に包まれた芳醇なビールの味わい

グラスに注いでみると、なんかすごい泡立ちがいいんです。
そして、グラスに鼻を近づけてみると柔らかくて甘い香りがします。この香りで喉が鳴ってしまいます。
飲んでみるとベルギービールとは思えないような強い苦味、意外です。
でも、なんていうんでしょう? 通常の苦味の強いビールだと喉越しを強めようとして炭酸が効きすぎてたりして、スキッとさせようとしがちですが、オルヴァルは舌を包み込むような不思議な感覚です。
うまく核となる部分をつかめないような、それでいて決してスーパードライみたいではなく甘さのニュアンスもあり、アルコールのしっかりした手応えもあります。
あまり経験のない味わいです。
今日は手元にないけど、ブルーチーズとかカマンベールとかと食べてみたいと思いました。
同じ料理でも、お刺身とか豆腐とかの日本料理は違うかな。
そもそもアルコール度数も高いので、空腹で飲むと酔いすぎるかも?
オルヴァル Orval

原産国 | ベルギー | ![]() |
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度数 | 6.2% | |
原料 | 麦芽ホップ酵母糖類 | |
分類 | トラピスト | |
内容量 | 330ml |