国産本格派黒ビール

ベアレンのビールも、結構な種類を飲んできましたが、今回は本格的黒ビールのシュバルツを味わってみたいと思います。
シュバルツといえば、ドイツで愛飲されている濃い黒色をしたビールで、比較対象としてギネスなどに代表されるスタウトがよく挙げられますよね。
麦を発芽させた後にしっかりと焙煎することにより、濃い色のビールとして出来上がるのはわかりやすい共通点ですが、シュバルツは下面発酵（ラガー）なのに対し、スタウトは上面発酵（エール）だという、大きな違いがあります。そう聞くと、色は似ているけど全然別物のようにも思いますよね。
ベアレンはドイツより輸入した伝統的な醸造設備を駆使して、本場譲りの丁寧なビール造りをしているだけあって、クオリティの高さには定評があります。このシュバルツも大きな期待が持てますね。
さて、ウンチクもほどほどにして、飲んでみたいと思います！

深みがありながらも爽快な飲み口

ビールの温度を10度前後に調節して、グラスに注ぎます。
カラメル感のある香ばしい香りが心地よく広がりますね。それでは一口。
うまい。
アイリッシュパブで飲むギネスなどと比べて、炭酸がやや強く粗めの口当たりで、濃密にまとわりつくというよりは、爽やかに通り抜けるというイメージです。
これが、シュバルツとスタウト、ラガーとエールの違いなのでしょうか。
苦味、甘味、酸味に突出したところはなく、それが逆にシュバルツの落ち着いた芳しい香りを引き立てています。
ギネスなどのスタウトを飲んで、黒ビールはなんとなく苦手という印象を持っている人でも、このシュバルツの爽快な飲み口なら行けてしまうのかも。
こんながっつりとした見た目ですが、料理や季節を選ばないビールとしてオススメできる一本です！

ベアレン シュバルツ BAEREN SCHWARZ

原産国	日本
度数	6%
原料	麦芽ホップ
分類	シュバルツ
内容量	330ml