9月に飲んだ一番美味しいクラフトビール
クラフトビールフリークでは、毎月飲んだクラフトビール、地ビールの中で一番美味しかったビールをMVPならぬMVCBとして発表します。
気まぐれで有名な本サイトのスタッフの投票により決定しているため、季節や気分によって評価に偏りがでがちですが、皆さんのクラフトビール選びの一助になればと思っております!
2017年9月に飲んだクラフトビールの中で最も多く票を獲得したのは「富士桜高原麦酒ラオホ」でした。
9月に飲んだビールはほぼ全て国産、しかも飲んだ本数も多くなかったのですが、常陸野ネスト、箕面スタウト、帝国IPAを抑えてのMVCB獲得ということで、レベルの高さがお分かりいただけるかと思います。
本当に美味しかった一杯です!
改めて実感する国産クラフトビールのレベルの高さ
今回は国産4本、外国産1本というラインナップ。しかもほとんどが有名ブルワリーだったので、国産クラフトビールのレベルの高さを改めて実感しました。
常陸野ネストビールのヴァイツェンは、ひたすらに洗練されたヴァイツェンといった感じで、日本らしい丁寧なものづくりが反映された一杯でした。
箕面ビールのスタウトは海外でも評価が高いだけあって、スタウトの持つ味わいと香りの複雑な絡み合いが絶妙な塩梅にに整理された飽きのこない飲み口でした。
ベアードビールの帝国IPAは、正統派IPAの日本代表として世界に出しても全く恥ずかしくない味わいで、アルコールの強さを気にせずどんどん飲んでしまえます。
そんな中でダントツのMVCBを「富士桜高原麦酒ラオホ」が獲得したポイントをあげるとしたら、ズバリ荒々しさでしょうか。
燻製の香りのインパクトに負けないように、ビールの味わい自体が全体的にパワフルに作られていて、口に入れた瞬間に大喧嘩する勢いで膨大な味覚情報を鼻と口から送り込まれます。
それが一口一口楽しくて、ツマミを忘れて思わず飲み進めてしまうのです。
奇跡の一杯?といったら言い過ぎかもしれませんが、こんな楽しい一杯はそう出会えるものではないでしょう。
皆様も是非味わってみてください!
これからクラフトビールを楽しむために
皆さんもご存知の通り、いま日本を含め世界では空前のクラフトビールブームが巻き起こっています。
前述の通り、国産ビールのレベルも世界に匹敵するほどまでに成長しています。
また、大手ビールメーカーもクラフトビール市場に参入するなど、裾野もぐんぐん広がってきています。
一方で、十数年前の「地ビール」ブームの時のような、玉石混合の状態になっているのも事実です。
そんな時に、一つの手助けになってくれるのはやっぱり海外産のクラフトビールですよね。
なぜかと言うと、まだクラフトビール市場の規模が成熟していない日本に輸出されるビールは、海外で頂点を極めているほんの一握りのビールだからです。
少し値は張るけど、その味わいに間違いは無いです。
そして、国産ビールでも海外のコンテストでその一握りに入るようなものは、日本人の私たちの口にバッチリ合うのもまた事実。
ビール一つでこんなにたくさんの楽しみを味わえる幸せを噛み締めながら、クラフトビールの普及と発展を願うばかりです。
9月に飲んだクラフトビール一覧
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九十九里オーシャンビール IPA |
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クリスタルビール CRISTAL |
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常陸野ネストビール ヴァイツェン |
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富士桜高原麦酒ラオホ RAUCH |
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箕面ビール スタウト Minoh Beer Stout |
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ベアードビール 帝国IPA |