12月に飲んだ一番美味しいクラフトビール
12月に飲んだクラフトビール、地ビールの中で一番美味しかったビール・MVPならぬMVCBの発表です。
軽井沢ビールや鎌倉ビールなど、日本国内の正統派地ビールと、アメリカの人気ブルワリーであるバラストポイント、そしてトラピストビールの旗手としてベルギービールのスタイルを作り上げた古豪ウェストマールがぶつかりあった今月。
冬の冷え込みが本格化し、爽やかさだけでは誤魔化せない、ビール自体の味の争いとなってきたので、飲む側としてもとても面白かったです。
そんな中、2017年最後のMVCBを獲得したのは「ウェストマール・ダブル」です!
ベルギービールは6月MVCBの「デュベル Duvel」、10月MVCBの「シメイ トリペル CHIMAY TRIPEL」に続き3本目。
圧倒的なクオリティを誇るビール先進国のベルギー、おそるべし!
冬なのにビール・・・?
日本国内だと「ビールといえば夏の飲み物!」と言うイメージが一般的かと思います。
しかし、我々クラフトビールフリークは、それは完全なる間違いだと言い切ります。
むしろ、クラフトビールを楽しむのに最適な季節は、気候の落ち着いた春と秋、そして忘年会などお酒を飲む機会の多い冬だと思います。
寒い冬に具沢山な鍋を囲んで、とっておきのクラフトビールと季節の具材を楽しむなんて最高の贅沢だと思いませんか?
ワインや日本酒のポジションにそのまま入り込める飲みごたえのあるお酒、それがクラフトビールなのです。
冬だからこそ見えてくる本当のうまさ
今月も色々飲みました。
THE軽井沢ビールの飲み比べセットはクリア、ダークのピルスナー2種と黒ビール、という組み合わせでしたが、2つのピルスナーの味わいを比べたり、黒ビールや以前飲んだヴァイスビアとの共通点を探したりするのが本当に楽しかったですね。
素材の良さ、特に浅間山の名水が軽井沢ビールの味に大きく影響しているんだと強く思い知らされました。
次に、江の島ケルシュですが、爽やかな炭酸や喉越しだけでなく、麦や酵母の味わいもレベルの高い本格派クラフトビールでした。
地ビールと言うだけあって、その土地の素材や空気が大きく味に影響してくるのが本当に面白いところですね。
そして、アメリカの人気醸造所のバラストポイントのビッグアイIPAです。こちらはウェストマールと僅差でMVCBを逃してしまいました。。。
今月じゃなかったらMVCBになっていたんじゃないかというくらい、インパクト、味わい、香り、すべてのレベルが高い一本でした。
ビアバーや酒屋でIPAを選んで飲むときって、「IPA」というビアスタイルの個性だけに満足してしまうことが多いと思うんですよ。「この苦味と香りがIPAだよねー」みたいな。
そんなIPAの中にあって、これだけ確固たる個性を「レベルの高さ」で表現できるビールは数少ないと思います。本当に美味しかったです。
こんな激戦の月にあって、ウェストマールがMVCBを獲得できた一つの要因、それはビールの味わいだけでなく、つまみに対する懐の深さでしょうか。
ビールとして単体でうまいだけでなく、どんなつまみに対しても喧嘩することなく、お互いの旨みを引き出しあう実力とでも言いましょうか。
これは本当に皆さんに一度飲んでいただきたい至高のクラフトビールです。
12月に飲んだクラフトビール一覧
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THE 軽井沢ビール クリア |
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鎌倉ビール 江の島ケルシュ |
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バラストポイント ビッグアイ Ballast Point Big Eye |
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THE 軽井沢ビール ダーク |
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ウェストマール・ダブル Westmalle Dubbel |
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THE 軽井沢ビール 黒ビール |